学術大会長のご挨拶
学術大会長村中 光
NHO九州医療センター 名誉院長
純真学園大学 副学長
このたび令和2年9月24日(木)ー 9月25日(金)の二日間福岡国際会議場にて第46回日本診療情報管理学会学術大会を開催する運びとなりました。
診療情報は宝の山でありその正確な蓄積、活用、分析は、医療・福祉の質や経済性をも直接左右するため、医療者、患者のみなさんのみならず、一般国民の方々にも深い社会的関心を喚起しているところであります。そのため、診療情報管理のあり方、DPCやがん登録データをはじめとしたいわゆるビッグデータの活用等の期待もあり、医療者、その中でも殊更に診療情報を管理する立場である我々の一挙一動が注目されております。
今回の学術大会におきましては、益々発展するIT化の流れの中で、AIが衆目を集めるようになり、時代に沿った診療情報管理のあるべき姿とその管理活用をどのように考えていくのか、また、それを担う診療情報管理士のあり方等を論ずるべく、今回の学術大会を、未来に向けて、すなわち、AI時代を前にした診療情報管理の転換点であると位置づけました。
既に、診療情報管理士認定者は3万6千人を超えており、今後の診療情報管理士の未来への道筋をつけるためにも、現在までのまとめ、これからの進むべき道を議論したいと考えております。併せて、将来の診療情報管理を担う若い学生諸君にも役立つ大会にしたいと考えております。
つきましては、学術大会開催にあたり、成功にむけて、格段のご支援ご援助を賜りますようお願い申しあげます。
取り急ぎ、開催準備計画を行うにあたり、ご挨拶にかえさせていただきます。